2012年09月21日

清水現代アート研究会Vol.5

大地の芸術祭、越後妻有アートトリエンナーレ

今日はSGAK(清水現代アート研究会)の自由にアートを語る月例会。越後妻有アートトリエンナーレやドクメンタ13のレポート発表のほか、皆でカレーを作って食べるアートを実践してみます。

越後妻有には「カレーノーカレー」という作品があった。
Rirkrit Tiravanijaというタイをルーツにもつアルゼンチン人の作品。

この作品は参加型のアートであり、参加者はカレーを食べることによってアートを体験する。(ということになっている)
彼は世界的有名アーティストなので、現場にはいないようだが、彼のレシピによって作られたカレーが振る舞われる。といってもカレーを食べるには代金は掛かる。

考えてみれば不思議な話。
お金を払ってカレーを食べることは、日常的に行われている行為であって、通常アートとはいわない。
しかし、ここで食べるとその行為はアートになる。

???

彼は1990年代始めにギャラリーでバッタイ(タイ風やきそば)やカレーをアートとして振る舞うことでアート界の話題をさらっていった。その後この行為はリレーショナルアート(関係性の芸術)として広まっていく。現代社会で重要なキーワードのひとつとなっている「関係性」を20年前にこのような形で表現していたのだと知るとアートって面白いなあと思う。

ということで、我々も実践します。
「カレー ノー カレー」in スノドカフェ
果たしてアートとして昇華できるのか。。笑

写真は十日町の「うぶすなの家」。さすがに人気スポットだけあってひっきりなしに人が来ていた。なんとかありつけたご飯は本当に美味しかった。ご馳走さまでした。(^人^)



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Posted by 柚木康裕 at 18:33│Comments(0)アート・美術
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