しぞーかでアートざんまい

恐縮ですが今日は自分の宣伝です。<(_ _)>

スノドカフェ主催による始めてのアート企画展を開催します！
「見るもの」と「見られるもの」をテーマに絵画、立体、写真、映像、音楽など表現方法の違うアーティストの作品をセレクトして構成します。「見られるもの」があふれかえっている今は信じることも疑うこともできずにすべてが過ぎ去っていきます。そして「見るもの」つまり私たちはそれを共有しているのか、独占しているのか。

現代(いま)を生きる作家の作品を通して、私の/あなたの風景を確かめながらそこにある共有/繋がり/希望を探ってみたいと思います。

静岡県立美術館の６年ぶりの現代アートの展覧会「風景ルルル」を盛り上げるべき立ち上がったこの企画！（もちろん勝手にですよ。笑）
どうぞルルルと共にご期待ください。（スケールが違いますので変な期待はおやめください。笑）

【オルタナティブスペース・スノドカフェ主催による現代アート企画展】
　スノドカフェ代表(ユノキ/ヤスヒロ)のディレクションによるグループ展。
　８名の作家が参加して頂けることになりました。
　写真、絵画、映像、立体などジャンルの違う作品で構成します。
　オルタナティブな場所なりのアプローチを考え、　ハイ、ローが交ざり合ったアートを
　みんなで噛み砕き味わうような雰囲気で行います。
　もちろんカフェとして珈琲やケーキも楽しめます。

　「私(マイ)風景」展 プレスリリース (PDF形式・436kb)

■展覧会名：「私(マイ)風景」展

■出展作家：映像X音楽　黒澤誠人(映像)・丸山研二郎(音楽)　
　　　　　　写真　杉浦慶太
　　　　　　インスタレーション　猫祭り姫 x 幼虫社
　　　　　　インスタレーション　石黒昭
　　　　　　絵画　鈴木まさこ
　　　　　　映像絵画　野村叔子
　　　　　　Tシャツ(シルクスクリーン)　北川純
　　　　　　（記念グッズとして販売します。レアアイテムかも？笑）

　　　　　　スノドカフェ所蔵作品も展示します。

■会期：２００８年１１月２９日(土)～１２月７日(日)　９日間
　　　　（会期中無休）

■営業時間：１２：００～２１：００

■オープニングイベント：映像X音楽ライブやアーティストトークなど
　　　　　　　　　　　　１１月２９日（土）１９：００～
　　　　　　　　　　　　会費１８９０円(飲食込み・税込み)
　　　　　　　　　　　　ゲスト　平野雅彦（静岡大学非常勤講師　情報意匠論）

■会場：オルタナティブスペース・スノドカフェ及び敷地全体
　　　　静岡県静岡市清水区上原１－７－３　　　０５４－３４６－７６６９
　　　　more info → http://www.snowdoll.net/sndc　→ 地図

＊１１月１１日一部追記しました。



つぶやき

僕の生きている世界の姿とは、本当のところどんな姿をしているのだろう。

アートを観るようになってからそんなことを思うようになった。まるで答えのないような問いに気が付いてしまったことが良いことかどうかは分からない。でも、アートを楽しんでいる今はそれほど悪くはない。

なぜそんなことが気になり出したかといえば、アート作品を見るたびに「これって本当のところ何なんだろう。」と考えてしまうからだった。作品を観て驚いたり納得したり否定したり疑ったりしていると、今度は今自分のいる世界に対してもそのような眼差しを向けるようになる。

注意を払うようになると今まで見ていた世界が少し違って見えてくるようになるものです。その違いを発見するのが密かな楽しみとなっていく。本当はもっと早く気が付くべきなのだろうがそれは仕方がない。人の成熟度はそれぞれに違うものだ。気が付いたことに速いも遅いもない。大事なのはその後だろう。

世界を獲得するには客観性と批評性を持ち合わせた確かな目が必要なのは、アートを見続けることによって明らかになりました。自我に完結していてはその地平に立つことも出来ません。
客観性とはアートの世界を航海する羅針盤のようだと思う。自己という針はその上で進む方向を決める。そして羅針盤はいつでもアップデートしなければいけない。たぶん現代においてその速度は上がっているでしょう。
批評性。これは僕にとって大問題だ。率直な感想としてものすごく難しい。
批評とは見たものをどう言語化させる能力のことでしょう。言葉を扱うことがいかに困難かは誰しもが感じていること。並の能力では歯が立たない。僕的にはまったくトホホな状態。でも批評というのは方法として世界／アートを理解するのにはとても役立つと感じてるので、少しづつでも身に付けなければいけません。


僕がアートを発見して７年ほど。実際に接していた時間としては僅かなもの。
まだまだビギナーですが、現在の自分の客観性と批評性を形にしたいと思い自主企画展を開催することにしました。自分の恥をさらす怖さはありますが(もうすでにこのブログでさらしていますが。笑)、今の理解度を客観的に確かめたいと思っています。
日々考えることが変わっていったりするので、開催当日まで悩みながら進むでしょう。
まあ、それさえも楽しみながらやってこうと思います。