2009年08月02日
写真家田村尚子トークイベント@スノドカフェ
昨日の話。
今日から始まった105人の時間展。
参加作家の写真家田村尚子さんと顔合わせも兼ねて出かけた。
午後3時過ぎに到着すると、見計らったように大雨となる。ゲリラ豪雨?
いつもお世話になっているH氏を見つけるとそこに一緒にいたのが田村さんだった。
挨拶を交わす。
京都弁のアクセントだ。
しばらく立ち話をしたが止む気配もないのでカフェへ場所を移し、9日(日)に
スノドカフェで開催される田村さんのトークイベントの打ち合わせとなった。
田村さんはとても明瞭な印象。言葉をしっかり持っている。
どんな質問にもゆっくりはっきりと答えてくれる。
すごく自然体で、自身のクリエイティブに対しても自覚的。
写真家として対象との関わり具合が田村さんの写真を創りだしているように感じた。
知りすぎない。踏み込まない。でも入り込む。みないな感じか。
その距離がきっと絶妙なんだと思う。
しばらく話し込んでいると雨が上がってどんどん天気が良くなっていった。
最近の天気そのままに。
田村さんの今回の作品は写真展示ではなくて、写真を創りだすプロセスそのものが作品となっている。
トランポリンを用意して、皆に跳ねてもらう。それを彼女が撮る。
天気が回復してよかった。そのうちに子どもたちや女子高生など通りかかりの人たちが跳ね出した。挨拶しながらすばやくシャッターを切る写真家田村尚子さん。
普段はあまりシャッターを押すほうではないと言っていた。
彼女の写真集「Voice」を見るとそれはよく理解できる。どの写真もたくさん撮って選んだような写真ではないから。耳を澄まして切り取っているような写真だ。
跳ねる人に合わせてシャッターをテンポよく切る。
これでは早くフィルムが無くなってしまう。と予想外の様子。
でも楽しい顔を見ていると、こちらもついつい押してしまうのだと言って笑った。
どんな写真に仕上がるのだろうか。とても愉しみだ。
夕方になり105人の時間展のオープニングイベントが始まった。
コントラバスとアコーディオンの音が湿り気のある空気をふるわす。
ミュゼットを思わせる音。
知り合いの関係者やアーティスト、友達とも会話を交わす。
あっという”間”に”時”は過ぎるものだ。
次の予定があったので、田村さんや皆に挨拶をして会場を出た。
遠くで花火がなっている。
夏祭りだろうか。8月最初の土曜日。きっとそう。
遠い昔の夏の夜もこんなだったか。
記憶を探ってみた。
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グランシップ 「 105人の時間展 」スピンオフ企画
写真家田村尚子トークイベント
内容 105人の時間展で制作するトランポリンの写真をめぐる話
*実際の写真もスライドでお見せします。
最近の活動やこれからの予定、質疑応答など。
(トーク内容は変更する場合もございます)
日時 2009年8月9日(日)
会場19:00 開演 19:30
場所 オルタナティブスペース・スノドカフェ >> 地図
入場無料(事前予約制30名)
連絡 メールまたは電話にて。
054-346-7669(スノドカフェ)
054-346-9151(スノードール)
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田村尚子さんのHP >> http://www.visunao.com/
グランシップ >> 105人の時間展
波多野里香展
画集「持塚三樹 Sun Day」
風景美術館でかんがえたこと
持塚三樹展 Sun Day @ヴァンジ彫刻庭園美術館
佐藤浩司郎「DISTORTION」@Gallery PSYS
清水現代アート研究会Vol.5
画集「持塚三樹 Sun Day」
風景美術館でかんがえたこと
持塚三樹展 Sun Day @ヴァンジ彫刻庭園美術館
佐藤浩司郎「DISTORTION」@Gallery PSYS
清水現代アート研究会Vol.5
Posted by 柚木康裕 at 08:30│Comments(2)
│アート・美術
この記事へのコメント
んー、ぐー、行きたいですが行けません。残念です。念が残です。ユノキさんのこのところの写真への興味面白く拝見していただけに残念です。僕はやっぱり写真は「真を写す」と思います。
Posted by suzuya at 2009年08月07日 16:26
> suzuya さん
こんにちは。
お仕事でしょうか。それは残念。
また様子を報告致しますね〜。
suzuyaさんは「真を写す」派ですね。いいと思いますよー。
写真との関わりは皆それぞれだと思いますが、これだけ写真に
世界と日常が収められる現在は、まさに写真を語るとは世界を
語ることになりますね。アウラが消えても語るべきものは
たくさんある。ここが写真の面白さですかね。
またぜひ語りましょう〜。
こんにちは。
お仕事でしょうか。それは残念。
また様子を報告致しますね〜。
suzuyaさんは「真を写す」派ですね。いいと思いますよー。
写真との関わりは皆それぞれだと思いますが、これだけ写真に
世界と日常が収められる現在は、まさに写真を語るとは世界を
語ることになりますね。アウラが消えても語るべきものは
たくさんある。ここが写真の面白さですかね。
またぜひ語りましょう〜。
Posted by (ユノキ) at 2009年08月07日 20:22