2008年11月12日

朝日の風景

朝日の風景

朝日とは希望を表すことが多いと思いますがいかがでしょうか。
「夜が開けないことはない」とか「朝日は必ず昇る」とか肯定的に使います。日出ずる国と呼ばれるほどですのでポジティブに捉えるのも当たり前かもしれません。

しかし朝日とはいつでも希望と共に昇るのでしょうか。
ウィークディならば、いっそのこと朝日が上がらないでほしいと思っている人も多いのでは。(笑)
それは冗談としても、いつでもきっちり昇ってしまう朝日がある種の諦めを表すことはないのでしょうか。
20世紀初頭のアメリカの作家(元祖ロストジェネレーション)の小説を読んでいるとそんなことが心に浮かびます。

アーネスト・ヘミングウェイの「日はまた昇る」( The Sun Also Rises )
第一次世界大戦の傷跡から立ち直り、華やかさを取り戻した1920年代のパリが舞台。アメリカの新聞社のパリ特派員ジェイコブ・バーンズの物語。夜な夜な社交に出掛けるのですが、酒場のシーンがとても大人の雰囲気でお洒落っぽく描写されていて、初めて読んだ若かりし頃にはとても憧れたものです。恋人のブレットとの関係を軸に物語は綴られているのですが、大げさなハプニングはなく(でも実にさまざまなことが起こっているのですが)、それこそ我々の日常と同じようにささいな人間関係に悩みながら進行していきます。
パリからピレネー山脈を越えて(この時の鱒釣りのシーンはとても良い)、舞台をパンプローナに移しても、浮気性なブレットに振り回される日々。煮え切らないジェイク。
どんなに思い悩んでもまた朝はやってきて、日常が繰り返される。
そうしてまた「日はまた昇る」のです。

何かこう書くととても否定的な感じですが、そんなことはありません。
目の前に現れる日常は基本的にたんたんとしているってところですかね。

ちなみに写真は今日撮った夕日の風景です。お間違えなく。(笑)




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Posted by 柚木康裕 at 23:59│Comments(2)
この記事へのコメント
絵のように奇麗ですね〜(^^)
どこの国だろうと思いました〜
Posted by kana★kana★ at 2008年11月13日 15:21
> kana★さん

最近夕焼けが多いですね〜。
でも一番きれいな時は一瞬なんですよ。カメラを探して撮ろうとしたときはもうすでに遅い・・何て感じです。
今日はいつものカメラではなかったのですが他のをもっていたので激写しました。
ちなみに撮った場所はお店の裏からです。時々カメラは真実を写すというのは嘘だと思うことがありますよ。(笑)

いよいよ来週はストフェスですね。
楽しみにしていま〜す!
Posted by (ユノキ) at 2008年11月13日 19:53
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朝日の風景
    コメント(2)