2008年09月02日

FOIL GALLERY で個展開催

FOIL GALLERYとは出版社FOIL(*2)が運営する東京都は東神田にあるコマーシャルギャラリー(*1)。人気写真家川内倫子さんや写真集NAMIの梶井照陰氏などが所属作家として活躍中。

鈴木まさこ作品展「美しい世界」しぞーかでアートざんまいといいながら、いきなり東京のギャラリーネタで申し訳ないのですが、今週金曜日から始まる個展が清水在住の若手アーティストの作品展なのです。

僕は彼女の作品を1点持っていて、3〜4年ほど前に知ってから作品をたびたび観させてもらっています。最後の展示からもう1年は経つだろうか。久々の個展、というか作品を見ることができるのがとても楽しみ。しかもそれがFOIL GALLERYとくればそれは軽い興奮を伴います。(何故かと言うと、とても好きなアート本や写真集を数多く出版しているのです)

彼女の作品制作方法はボードに紙をはり、製図用のペンでひたすら細かい模様を描き綴り形にしていきます。モチーフは生き物がほとんどを占めます。始めの頃はほぼモノトーンのようでしたが最近では色が加わる場合もあります。でも決して主張することがない程度。
今回は銅版画も数点出品するようです。確か以前習作を見せてもらった時はエッチングで作っていました。確かに彼女の作風と版画の相性は悪くはありません。どんな形で作品に仕上げたか興味が募ります。

全部で20点以上の作品が並ぶようです。
大きいものは100号サイズ。彼女曰く、今までで一番大きなサイズ。

彼女が見ている「美しい世界」とはどんなんだろう。
今週末それがあきらかに。

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鈴木まさこ作品展「美しい世界」
9月5日(金)〜9月21日(日)
12:00〜19:00
(初日、日曜、祝日は18:00まで)
場所 FOIL GALLERY  地図はこらち >> map
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*1:コマーシャルギャラリー
展示作品を販売することによって収入を得ているギャラリー。ゆえにギャラリーが作家を育てたり、売り込みやマネージメントを行ったりもする。
このように説明すると至極当然のように感じるが貸し画廊が圧倒的に多い国内に限って言えば少数派。ただし国際的にはスタンダードです。ギャラリーが作家を選ぶので、声が掛かるということはアーティストとして認められたといったニュアンスがある。昨今の現代アート人気は国際感覚を身につけているコマーシャルギャラリーが増えていることも見逃せない要素。


*2
以下の部分を訂正しました。(11/17 2009)

誤 FOIL GALLERYとは出版社リトルモアが運営する

正 FOIL GALLERYとは出版社FOILが運営する

訂正してお詫び致します。


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Posted by 柚木康裕 at 12:00│Comments(2)アート・美術
この記事へのコメント
FOIL GALLERYはリトルモアではなくFOILという出版社がやっていますよ。
Posted by 。 at 2009年11月17日 13:47
ご指摘ありがとうございます。

ご指摘の通りFOIL GALLERYはFOILが運営しております。
お詫びして訂正致します。
Posted by (ユノキ) at 2009年11月17日 16:21
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    コメント(2)