2008年09月13日
20世紀的少年

ただ今ロードショー中「20世紀少年」に出てくる秘密基地。
僕はまさに子どもの頃に海の近くの空き地で同じようなやつを良く作っていたものです。(今思えばとてもクリエーティブな遊びをしてたものです。笑)
その中に自分にしか価値が分からないものを隠したりして、次に行くまでに盗まれやしないかとドキドキしたりして。(たとえば気に入った石ころだったりするので、ぜったい盗まれることはないのですが・・)
そんなことを思い起こさせたのは、その人気の映画ではなく今日野外演劇を観るために出掛けた会場で出会ったインスタレーションでした。
「巫女の国の夢より」というタイトルがついたそのインスタレーションは圧倒的な質感を感じさせる鉄の大きなオブジェ群と河原にありそうなたくさんのおおきな石が無造作に置いてある空間構成。
タイトルが示す通り、鉄の姿は神殿にある列柱を思わせたり、神殿の広間を思い起こさせたりするのですが、まずその前に鉄そのものに目が行ってしまう。その重量感に驚かされる。
とくに中央の胴回り3メートル以上、高さ5メートルはありそうな鉄柱は圧倒的で、もの派の関根伸夫の「位相ー大地」的なイメージがだぶります。
それにしてもなぜ子どもは秘密の基地を創りたがるのだろう。自分の世界が欲しいからか、自分の国をつくり王となりたいからか。自分で考えてもよく分からない。
王国への憧憬と畏敬。それはいつのまにかノスタルジーとなって心の底に沈殿していく。
ふとした時に顔を出すのだが、それはいつも5割増しくらいに美化されてしまうところが困りもの。
過去はいつも美しいといったのは誰だったか忘れたが、安易な郷愁で紛らわせたくないと、この頃思う。
それは秋のせいか。
秋もまた困ったものである。



「巫女の国の夢より」は静岡県袋井市在住の村松正之氏の作品です。
波多野里香展
画集「持塚三樹 Sun Day」
風景美術館でかんがえたこと
持塚三樹展 Sun Day @ヴァンジ彫刻庭園美術館
佐藤浩司郎「DISTORTION」@Gallery PSYS
清水現代アート研究会Vol.5
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Posted by 柚木康裕 at 23:59│Comments(0)
│アート・美術