2008年11月18日

礼拝の風景

礼拝の風景イコン(icon)
敬拝の対象として描かれた聖人の絵。
教会によって扱いの違いはあるようですが、正教会はかなり厳格な決まり事があるようです。たとえば正教徒以外がイコンを書くことはみとめてなかったり、司祭によって成聖されたものでなければいけなかったりします。
最近では描く人の減少によりオリジナルの希少性が高くなっているそうです。

そんな正教会のイコンが静岡にたくさんあるのをご存知でしょうか?
僕も初めて知った時はとてもびっくりしました。信者さんにとっては珍しくもないことだと思いますが、キリスト教徒でもない身としてはその珍しさに驚きした。

その教会とは静岡市葵区春日にあるハリストス正教会です。
ここには数十枚のイコンが壁に飾られていてまさに神への導きとして日常的にその役目を果たしています。このイコンの一部を描いているのが、なんと日本のイコン画家(聖像画家)の山下りんです。もちろん彼女も正教会信徒です。明治時代にロシアの首都ペテルブルクに渡りイコンを学びました。
このジャンルではかなり有名な人らしいのですが、この教会と一緒に彼女の存在を知りました。

今度ハリストス教会の聖堂内でそのイコンを見学出来る機会があります。
静岡大学の学生たちがイコンと山下りんを調べていてその発表会を教会内のホールで発表します。そのときは講演として正教会のお話やビザンティン美術に関するお話も聞くことが出来ます。

これは必見です!
(でも「私(マイ)風景」展の会期中!?どうしよう・・汗)

山下りん

ハリストス正教会 〜めくるめくイコンの世界〜

日時:11月30日(日) 13:00開場
  *9:30からの礼拝を見学することも出来ます。
場所:静岡市葵区春日3-9-5 静岡ハリストス正教会 アークホール
   
入場無料

プログラム
 【研究発表】
  言語文化学科学生グループ“ICORIN” 「イコンと山下りん」
 【講演】
  静岡大学人文学部教授 久木田直江氏
      「継承されるビザンティン美術ーラテン中世から初期ルネサンスへ」
  静岡ハリストス正教会司祭 ステファン 桑原建夫氏
      「正教会というキリスト教」


このゼミの先生のHPにも詳しい情報が載っています。>> コニタス
静岡ハリストス正教会 >> HP



にほんブログ村 美術ブログ 現代美術へ
ポチッと応援よろしくおねがいします〜。
同じカテゴリー(アート・美術)の記事画像
波多野里香展
画集「持塚三樹 Sun Day」
風景美術館でかんがえたこと
持塚三樹展 Sun Day @ヴァンジ彫刻庭園美術館
佐藤浩司郎「DISTORTION」@Gallery PSYS
清水現代アート研究会Vol.5
同じカテゴリー(アート・美術)の記事
 波多野里香展 (2014-04-16 18:17)
 画集「持塚三樹 Sun Day」 (2013-01-04 22:06)
 風景美術館でかんがえたこと (2012-09-24 19:15)
 持塚三樹展 Sun Day @ヴァンジ彫刻庭園美術館 (2012-09-23 16:58)
 佐藤浩司郎「DISTORTION」@Gallery PSYS (2012-09-22 12:27)
 清水現代アート研究会Vol.5 (2012-09-21 18:33)

Posted by 柚木康裕 at 10:38│Comments(0)アート・美術
この記事へのトラックバック
静岡市葵区春日3丁目エージェント:あなたの記事のダイジェストをGoogle Earth & MAPに掲載しました。
ケノーベルGoogle Earth & Map エージェントからリンクのご案内【KenoveL Google Earth & Map Agent】at 2009年02月09日 11:24
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
礼拝の風景
    コメント(0)