2012年09月12日

切り絵を魅せる - 福井利佐の世界



「暗闇は放っておけないから、刃物をあてて、そこに光を注ぎ込む。」

福井利佐さんの映像作品「tarachine」の音楽を担当したOKI氏の言葉。

うん。そうだと思う。


駿府博物館で開催中の本展も月曜日まで。皆さま、お見逃しなく。
  

Posted by 柚木康裕 at 17:39Comments(0)アート・美術

2012年09月12日

「交響曲 月に吠える」雑感 〜青春という交響曲〜

交響曲 月に吠える 先日、アトリエみるめで演劇「交響曲 月に吠える」を観劇。終演後のアフタートークに参加させて頂いた。かなりまったりしたトークになってしまったが、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。改めてお礼を述べたい。(写真は大野さんと出演者の皆さんとの記念写真)

 舞台もとても見応えのあるものだった。主人公を除く3人の役者がめまぐるしく役を変えながら萩原朔太郎という人物を描き出していった。言葉の人を意識させるシンプルな舞台装置の効果は素晴らしく、舞台にリズムを生むオルガンの生演奏も楽しい。コミカルな掛け合いが笑いを誘う。あっという間の終演が舞台の充実感を物語っていたと思います。

 改めて雑感を書いてみたので掲載します。時間があればお付き合いください。
  (敬称は省略させて頂きました)

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おおのの♪ 萩原朔太郎没後70年追悼ツアー
「交響曲 月に吠える」雑感

 静岡市駿河区寿町にあるアトリエみるめにて観劇。作・演出を手掛けるのは花組芝居の大野裕明。本公演は彼の主宰する劇団「おおのの♪」の作品として上演された。

 『月に吠える』とは近代詩の父と云われる萩原朔太郎の処女詩集である。大正6年32歳に自費出版で刊行。口語体で書かれた詩集はこれまでにないインパクトを与え彼の名を知らしめることになった。この詩集を背景に萩原朔太郎という人物を描いたのが今回の舞台となる。

 交響曲とタイトルにあるが、この演劇は音楽劇ではない。確かにピアニストが舞台上で生演奏するが、もちろんピアノ(静岡公演は年季の入ったオルガンだったが)の伴奏だけでは交響曲と云えるはずもない。とすれば交響曲となずけた意味はどこにあるのだろうか。

 舞台は虐められっ子だった子供時代からはじまり多感な20代から30代を描きだす。室生犀星との出会い。親との葛藤。東京での生活。結婚と離婚。前橋への帰郷。詩人の人生を想像するのは詩を理解することと同じように難しいが、舞台の萩原朔太郎は、市井の人々と同じ悩みを持つ生活人であり、誰もが経験する青春という嵐を月並みに経験していた人間だった。

 つまり大野はこの時期に歌われた詩の数々を青春の痕跡と見立て、それがお互いに複雑に絡み合いながら、ひとつの詩集に結実している有様を交響曲とよんだのではないだろうか。萩原朔太郎の生涯の友だった室生犀星をはじめ、両親、妻子、芥川龍之介、宇野千代等々、めまぐるしく変わる客演者がオーケストレーションに一層の厚みをもたらす。

 若者特有のほとばしる汗はシンフォニーをより激しく響かせたが、それゆえに青春の終わりとともに交響曲も終わりを迎える。萩原朔太郎の魅力を処女詩集『月に吠える』に見た大野はその青春の輝きを次の世代に引き渡して舞台を閉じた。

 壮大な演奏はそれが終わった後の静けさも一際だろう。まるで砂漠を歩いているときの静けさにも似て。『地獄の季節』で一躍寵児となった詩人アルチュール・ランボオが筆を立ち、砂漠に向かったことをふと思い出した。

2012/09/08 アトリエみるめにて

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本公演は9月15日に前橋で上演されます。
萩原朔太郎のホームでの公演ということで、大野さんはかなり緊張気味でした。(笑
お近くの方はぜひどうぞ。
情報はこちらで → おおののオフィシャルページ
  

Posted by 柚木康裕 at 10:41Comments(0)演劇・ダンス

2012年09月07日

奈良美智展

 ハンマーベッドスタジオに行く前に横浜美術館で開催中の奈良美智展「君や僕にちょっと似ている」による。

 少女のオンパレードの中、young motherという作品が気になった。とてもきれい目した彼女は無表情に前を見据える。その瞳には何が映るのだろうか。
  

Posted by 柚木康裕 at 18:29Comments(0)アート・美術

2012年09月05日

大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレ2012 - 棚田の風景

 越後妻有の風景といえば山間に点在する棚田。いったいどうやって農作業をするのだろうと首をかしげたくなる場所にも棚田はあります。しかし越後妻有の土地に暮らすための知恵と工夫の成果がこの姿なのです。その逞しさに驚くと共に深い尊敬の念を抱きます。

 数ある棚田の中でもっとも有名な棚田が「星峠の棚田」でしょうか。星峠から見る景色は人工的に作ったとしてもこれほど完璧にはならないほどの絶景です。(ん?棚田は人の手で作られているのだからこの表現はおかしいかな、、。笑。景観を意識したのではなくて、必要に迫れた結果にできた景色ということです)ガイドブックや雑誌で盛んに紹介されているので、さぞ人も多いのではと思いながら立ち寄りましたが、土曜日の午前中に我々のほか見物人はなし。この景色を存分に楽しませてもらいました。星峠というほどですのできっと夜は真っ暗で棚田を見ることは不可能かもしれませんが、月明かりに照らされた棚田というのはきっと息をのむ美しさでしょう。そんなチャンスを夢想したくなります。

 越後妻有行き1週間前に地元静岡は玉川地区でのイベントに参加しました。玉川は市内から小1時間ほどで行ける里山。お茶どころですので、茶畑の広がる景色が楽しめます。写真はお気に入りのポイントで、眼下に広がる景色は気持ちまで広々させてくれます。

 今ではどちらもアクセスが良くなり、越後妻有でも静岡から車で5時間あれば到着します。本当に近い。確かに便利ですが、里山が街や都市に近くなったことが人工の流出を招き、過疎の原因となったのだから気持ちも複雑です。しかし芸術祭などに参加することで、そうした現実を実際に見て考えることが出来る。そこからもう一度考え始めてみる。そして現代アートは越後妻有でどんな働きをしているのか。お気楽な観光者でしかないのだけれど、旅の最中にずっと考えていたことでもありました。
  


Posted by 柚木康裕 at 22:36Comments(0)アート・美術

2012年09月05日

交響曲 月に吠える@アトリエみるめ

交響曲 月に吠える@アトリエみるめ

 今週末に駿河区寿町にあるアトリエみるめにて演劇「交響曲 月に吠える」が上演されます。
脚本・演出は大野裕明さん。大野さんは普段は花組芝居で演出助手をされています。静岡で大学時代を過ごし、そのときに演劇に目覚めたと聞きました。卒業と同時に上京して、演劇世界で活動されています。今回の静岡公演はいわば凱旋公演のようなもので、さぞ気合いも入っていることでしょう。^ ^

 縁あって9月8日の夜の部の終演後にアフタートークに参加させて頂くことになりました。演劇の専門家ではないの大した話もできませんが、呼んで頂いたからにはしっかりを役割を果たさなければいけません。緊張しますが楽しめればと思います。アフタートークからは会場全体がカフェとなって皆で歓談できるスペースとなるそうです。舞台の感想を語らいあえる場があるのは大切なこと。このような企画は大歓迎です。

 萩原朔太郎をモチーフにした舞台は4人の俳優と1人のピアニストが登場します。交響曲とタイトルについていることからも音楽の要素の入った舞台になるのでしょうか。どんなアンサンブルが響くのか今から愉しみです。

おおのの♪萩原朔太郎没後70年追悼ツアー
『交響曲 月に吠える』

 9月7日(金)19時半~ ※プレビュー公演
   8日(土)14時~/18時~ ※終演後、イベントあり(18時の回のみ)
   9日(日)13時~

 脚本・演出 大野裕明(花組芝居)
 音楽・演奏 保坂修平
 振付 堀川炎(世田谷シルク)

 出演 丸川敬之(花組芝居)、藤澤志帆、加藤幸夫、鈴木陽代
 チケット 前売 2000円、当日 2500円
       学生前売 1000円、学生当日 1500円
       ※プレビュー公演 1500円、学生 800円


HPはこちら → おおののオフィシャルページ
  


Posted by 柚木康裕 at 00:40Comments(0)演劇・ダンス

2012年09月03日

大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレ2012 - はじまり

大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレ2012

 大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレ2012も会期の3分の2を終えて終盤にさしかかった9月最初の週末に越後妻有の里山を駆け巡ってきた。日頃現代アートを一緒に学んでいる仲間7名がワゴン1台に乗り込み静岡を夜中に出発した。眠い目をこすりながら無事に中里地区へ到着したのは朝6時。初日はここから夕方までの約12時間に渡り11のポイントをまわった。峠を越え、集落を抜け、ときに道に迷いながら縦横無尽に走り回る様はまさに駆け巡るという言葉が相応しく感じる。

 街道に芸術祭の旗が並び鑑賞エリアに入ったことを知らせていた。すぐに作品ポイントの看板が見えてきた。路地をすすみ駐車場に車を止める。エンジンを切ると清流の音が聞こえてきた。車から降りて大きく伸びをする。山の空気は美味しい。それも朝早ければなおさらだ。

 最初に見た記念すべき作品は青木野枝氏の作品「空の水/苔庭」。大きな杉に囲まれた小さな祠のまえに置かれた立体作品。鉄板をリング状に切り抜いて重ねた作品は球体の空間を生みだし、さながら小さな宇宙を感じさせるものだった。朝の静謐な空気がこの場を包み込んでいた。ぼくは祠の奥に設置されていた賽銭箱を見つけた。ポケットを探ると小銭が1枚手に触れた。100円玉だった。賽銭箱へ入るように慎重に投げたが、桟に弾かれて裏側に落ちた。

 手を合わせてこの旅行が無事終わることを祈った。


大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレ2012  続きを読む


Posted by 柚木康裕 at 20:33Comments(0)アート・美術

2012年08月31日

静岡から社会と芸術について考える合宿WS

「夜叉ヶ池」上演に伴って、魅力的なワークショップが企画された。
とても興味をひかれる内容となっている。時間があればフルに参加したいところだが、、。

以下転載

たっぷり芸術と社会、公共を考える3日間。
静岡×演劇 合宿ワークショップ


「Think globally Act locally 世界と芸術と足元と」
静岡から社会と芸術について考える ちょっとガチ かなりワクワクな3日間!!

「公共」の理念、概念は「市民社会」の成熟を以って達せられる・・・そんな想いを強くする毎日です。また、芸術は基本的に個人の営みであるにもかかわらず、社会性、公共性の側面から語られることがあるのは何故でしょう。この3日間を通して、参加者同士の関わりから個人と社会と芸術の関係性が紐解かれる事を期待します。(なおこの3日間のプログラムはすべてワークショップで構成されます。レッスンではありません)

日時:10月6日(土)〜8日(月祝)

場所:
SPAC-静岡県舞台芸術センター 静岡芸術劇場(静岡市駿河区池田79-4)、舞台芸術公園(静岡市駿河区平沢100-1)
アトリエみるめ(静岡市駿河区寿町12-21)

=プログラム内容・スケジュール=

・10月6日(土)
13:00~ SPAC活動紹介 @舞台芸術公園
16:00~ SPAC『夜叉ヶ池』観劇 +バックステージツアー@静岡芸術劇場
19:30~21:30 WS1「芸術について考える」@静岡芸術劇場2階カフェシンデレラ
21:30~22:30 WS2「公共について考える1.0」@静岡芸術劇場2階カフェシンデレラ

・10月7日(日) 会場:舞台芸術公園カチカチ山
10:00~ WS3「公共について考える2.0」
14:30~ WS4「税金とは何かについて考える」
19:00~ WS5 OST(オープン・スペース・テクノロジー)

・10月8日(月祝)
10:30~ アトリエみるめ見学
13:30~ 全プログラム終了

<全プログラム参加>
募集人数:20人
条件:3日間全てのプログラムに参加出来る方。18歳以上の方。
(どうしても途中参加になる場合は申込時にその事を明記してください)

参加費:
宿泊あり(一般)  『夜叉ヶ池』観劇チケット代・宿泊代2泊・弁当代2食込  9500円
宿泊あり(学生)  『夜叉ヶ池』観劇チケット代・宿泊代2泊・弁当代2食込  7000円
宿泊なし(一般)  『夜叉ヶ池』観劇チケット代・弁当代2食込  7500円
宿泊なし(学生)  『夜叉ヶ池』観劇チケット代・弁当代2食込  5000円

<1日目のみの参加(SPAC活動紹介~夜叉ヶ池観劇~WS1まで)>
募集人数:20人
条件:1日目のプログラムのうちWS1まで参加できる方。年齢制限はございません。
(WS2は翌日のプログラムのプロローグとなりますので参加は御遠慮ください)

参加費:(一般・学生共通)  500円
※『夜叉ヶ池』の観劇チケットは別途SPACチケットセンターにて必ずお申込ください。

転載ここまで

詳しくはSPACホームページで
http://spac.or.jp/news/?p=6269



「夜叉ヶ池」は以前観たときからキャストも大幅に変わり、演出も細かく変化があると聞く。
久しぶりに俳優Oさんを舞台上で見られるのがなによりも愉しみである。

  


Posted by 柚木康裕 at 17:07Comments(0)その他

2012年08月30日

絵の中の展覧会@HAPPY FARM GALLERY

近藤大輔

近藤大輔個展「絵の中の展覧会」
最終日に何とか滑りこむ。常葉学園大学で美術を学ぶ近藤氏の個展は、予想通りに創作意欲がほとばしる展示だった。ペインティングはまだまだ荒削りだが、好感が持てる。画面からはあらゆる絵画的チャレンジが見て取れて、清々しくもある。少しおおげさかもしれないが、ここには藝術への信頼と希望が満ちているように感じた。

ここからどのような発展を見せていくか。愉しみなアーティストである。


近藤大輔  
タグ :展覧会


Posted by 柚木康裕 at 15:20Comments(0)アート・美術

2012年08月29日

ごてんばアート・クラフトフェア

フライヤーが秀逸。手掛けているのは、アーティストのちばえんさん。イベントのワクワク、ドキドキが目一杯表現されている素敵なデザインだと思う。

これまで都合がつかなかったが、今年は出掛けられそうだ。さてさて、どんな出会いがあるのだろうか。
  

Posted by 柚木康裕 at 23:48Comments(0)アート・美術

2012年08月29日

越後妻有アートトリエンナーレ



 今回の大地の芸術祭はこれまで以上に盛り上がっているという情報があちこちから伝わってくる。知人もたくさん出掛けていったが、皆絶賛である。皆の話をじっと聞くだけだったが、いよいよ今週末は現地入りできる。宿も手配もした。レンタカーも押さえた。パスポートも購入済み。準備は整った(はず、、。いつも何か忘れている。笑)。

久しぶりのアートトリップを存分に楽しみたい。
  


Posted by 柚木康裕 at 22:10Comments(0)アート・美術

2012年08月25日

ジョルジュ・メリエス「月世界旅行」

備忘録までに、、

 今日からシアターイメージフォーラムで「月世界旅行」が始まった。カラープリント版が復活して上演されるらしい。そのプリントのリストア作業やメリエスの活動を追ったドキュメンタリー映画『メリエスの素晴らしき映画魔術』と同時上映。



オフィシャルHP
メリエスの素晴らしき映画魔術&月世界旅行
  
タグ :映画


Posted by 柚木康裕 at 18:29Comments(0)アート・美術

2012年08月24日

名波一己 油彩展

名波一己

清水区にあるフェルケール博物館で現在開催中の名波一己氏の絵画展に出掛けた。

 掛川市で行われている「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」で初めて見たときの印象は今でも良く憶えている。画面いっぱいに丁寧に描き込まれた水面は本人の寡黙さそのままに控えめだが確かな存在感を示していた。今時珍しい絵画らしい絵画だが、古くささを感じることはない。

 技術がなければこのような作品を描くことは不可能だが、その巧みさよりも描かれているものに目がいってしまうところがいい。水面に広がる波紋に注意が引き寄せられる。その後波紋の広がりと共に視線が動いていく。水面に映る世界。その世界は波紋のせいで頼りなく揺らめき、おぼろげな存在となる。気が付けばぼんやりと眺めている自分がいる。

 水面を描く作家といえばモネということになるだろうか。モネはそこに時間の経過を表現していったが、名波氏の視点は少し違うように感じる。モネは写実から離れることにより、絵画の新しい可能性を見つけていったが、彼の絵は写実的でリアリスティックな絵画だ。

 フェルケール博物館は1階通路にある壁を地元若手作家に提供し作品を紹介している。(オペラシティ アートギャラリーのproject Nのようなコンセプト?)
名波氏は5作品を展示していた。どれも見応えのある作品である。また時間があれば出掛けてみたい。


名波一己

名波一己

  


Posted by 柚木康裕 at 01:34Comments(0)アート・美術

2012年08月21日

eしずおかTV

昨日はお誘いを受けてeしずおかさんのラジオ番組に出演させて頂きました。

アートの話もそこそこに珈琲の話で盛り上がる。。(笑
とっても楽しい一時をありがとうございました。

  
タグ :eしずおかTV


Posted by 柚木康裕 at 19:49Comments(4)その他

2012年07月28日

マスダカルシの「おフクさんをつくろう」ワークショップ

明日はスノドカフェにてマスダカルシの「おフクさんをつくろう」ワークショップを開催します。
昨日の静岡新聞夕刊にてカルシさんが紹介されました。
WSも告知もして頂きました。ありがとうございます。
まだ参加可能ですのでご興味ある方はお気軽に。


  

Posted by 柚木康裕 at 18:04Comments(0)アート・美術

2012年07月15日

津田直子展「虫鮨」始まりました。

 子どものころは平気だった虫も、なぜか大人になると触れなくなったりする。クワガタやカブトムシならどうにか大丈夫だが、ダンゴムシなんか昔あれほど集めて遊んだりしていたにもかかわらず、もう絶対触れない。無邪気にダンゴムシと戯れている子どもたちを見るにつれ、勘弁してほしいと思うが、同時に羨ましくも思う。こうして、夏になるといろいろな虫と遭遇し、自分が大人になってしまったことを繰り返し痛感する。

津田直子展「虫鮨」

 スノドカフェでは本日より津田直子さんによる「虫展」が始まりました。鮨ネタが昆虫という、何ともシュールな作品となっています。他にも日本画の妖怪シリーズも展示しています。夏らしい作品群をご高覧ください。

津田直子展「虫鮨」
会期:2012年7月15日(日) 〜 7月23日(月) 11:30-18:00
   (17.18日はお休み)


津田直子展「虫鮨」

津田直子展「虫鮨」

津田直子展「虫鮨」  


Posted by 柚木康裕 at 14:29Comments(0)アート・美術

2012年07月12日

清水現代アート研究会 Vol.3

清水現代アート研究会

明日は清水現代アート研究会(SGAK)の毎月一度の勉強会の日です。
どなた様も参加可能ですので、現代アートに興味あるかたは気軽にどうぞ。

会ではアーティストのプレゼン参加を募集しています。ご自身の作品を会員の前でプレゼンしてみませんか。言葉にすることによって気づくこともありますし、他者によって気づくこともあるでしょう。作品を通して活発なディスカッションを行います。興味ある方はメールまたは電話にてご連絡ください。

日時:2012年7月13日 金曜日 19:30~21:30
料金:1000円(1ドリンク付き)

観る。感じる。語り合う。をアップデート。
清水現代アート研究会


「現代アートはきっと面白い」を合い言葉に、鑑賞会や勉強会、イベントを通して現代アートを学んでいきます。アートイベントなども活発になり現代アートに触れる機会も多くなりました。絵画や彫刻などに親しんでいる人も現代アートは難しいというイメージがあるようですが、少しのきっかけで随分見やすくなるものです。皆で話し合うことにより多用な解釈を知り理解を深めるきっかけにもなります。これを機会に現代アートの世界を広げてみませんか。
スノドカフェを拠点に活動しています。

お問い合わせ
オルタナティブスペース・スノドカフェ
電話:054-346-7669
メール:infoアットマークsndcafe.net
  


Posted by 柚木康裕 at 13:45Comments(0)アート・美術

2012年07月12日

「パリからの風」静岡公演

パリからの風

パリを拠点に活動されているオーボエ奏者坂川奈緒子さんとピアニスト中本陽子さんのデュオコンサートが明後日7月14日に開催されます。場所は静岡芸術劇場の1階ロビー。

ラヴェルやドビッシーなどの馴染みある曲のほかに、知人のコンポーザー渡会美帆さんが楽曲提供していることや、ゲストとして朗読をするSPAC俳優布施安寿香さんとのコラボなど楽しみが多い静岡公演。どんなハーモニーを奏でるのかゆったりと耳を傾けたいと思います。

「パリからの風 ~オーボエとピアノで綴る音の情景~」
 HP パリからの風 2012

7月14日(土) 19h 開演 18h30 開場
静岡芸術劇場 1階ロビー
〒422-8005 静岡市駿河区池田79-4
交通アクセス;JR東静岡駅南口から徒歩5分( グランシップ内)

出 演:坂川奈緒子(オーボエ) 中本陽子 (ピアノ
ゲスト;布施安寿香(SPAC専属俳優)

主なプログラム:
M.ラヴェル クープランの墓
渡会美帆  三つの東北民謡による幻想曲(委嘱作品)
Y.コプタゲル 日本漁師の二つの詩~ヒロシマに捧ぐ
C.ドビュッシー 月の光/亜麻色の髪の乙女
C.ドビュッシー 喜びの島(ピアノソロ)
G.シルヴェストリーニ 六つの絵画より(オーボエソロ) /他

チケット*:大人3000円 高校生以下 2000円 (全自由席)
     *SPAC会員割引あり

予約/問い合わせ:
トラディショナルサウンド堀池:090-3458-4497
maffin:maffin_musique@yahoo.co.jp

主催 デュオコンサート事務局
共催 SPAC静岡県芸術舞台センター、トラディショナルサウンド
後援 フランスリード・ベルトロ社

静岡公演開催に尽力されたのはいつもお世話になっているトラディショナルサウンド堀池さん。おつかれさまです!
  


Posted by 柚木康裕 at 13:26Comments(0)その他

2012年07月12日

UNIT LIVE vol.9

おなじみ伽藍博物堂座長佐藤さんの企画によるUNIT LIVEがいよいよ明後日となりました。
4組の団体が短編作品を連続上演します。
今年の3月にスノドカフェで上演された静岡あくとねっとによる「魔法つかいのデシ」が劇場版として再演するということ。注目です。

UNIT LIVE vol.19
日時:2012年7月14日(土)、15日(日)
会場:静岡市民文化会館4階・B展示室(静岡市葵区駿府町2-90)
チケット:一般1500円、高校生以下1000円 (当日券:一般1700円、高校生以下1000円)
参加団体:「演劇空間六畳一間」「静岡あくとねっと」「ちどりあし」「伽藍座長」


タイムスケジュール:
14日(土)
12:40  開場
13:00~「演劇空間六畳一間」
14:00~「静岡あくとねっと」
15:20~「伽藍座長」

17:40  開場
18:00~「演劇空間六畳一間」
19:00~「静岡あくとねっと」
20:20~「伽藍座長」

15日(日)
12:40  開場
13:00~「ちどりあし」
14:00~「演劇空間六畳一間」
15:00~「静岡あくとねっと」

出演団体
『演劇空間六畳一間』
演劇空間六畳一間は、昨年の夏に静岡大学演劇部のOB、OGによって発足した、できたてほやほやの演劇集団です。六畳一間から世界に、日本に、ひいては静岡に向けて演劇を発信していこうというのが名前の由来・・・と言われていますが、本当のことはわかっていません。
六畳一間は今回、短編二作品を上演します。
二種類の全く違う作品が観られるのはもちろん、UNITLIVEの舞台とお客さんの近さを利用して、他では味わえない、不思議な劇空間を作り上げます。

『静岡あくとねっと』
「魔法つかいのデシ 劇場版」 
静岡を拠点に活動する役者のための演劇グループ。普段は演技の勉強会や、演劇に関する情報交換などを行なっています。(お問合せ to.actnet@gmail.com)
<作品「魔法つかいのデシ 劇場版」紹介>
今とは違うどこかの世界。古典魔法学の研究を進めるシーベルト博士は、世の人々が知らない深刻な事実に気づき始めていた― 今春、スノドカフェにて上演された物語を大幅にアレンジ。前回ご覧になった方も初めての方も、新しいもうひとつの「魔法つかいのデシ」をぜひご観劇下さい!

『伽藍座長』(14日(土)のみ)
「小林源五郎のリア王」
「演劇に触れる機会のない方にも演劇に触れる機会を」という想いから普段は、カフェ、ギャラリー、民家、野外など県内を中心に一人芝居の旅を続けています。笑える社会派作品から人間の悲哀を描いた作品まで幅広く上演しています。
今回は、シェークスピアの「リア王」をモチーフにした『小林源五郎のリア王』一本のみ。2年前に劇場で上演したきり、幻のまま終わってしまうと思われた作品です。次はいつやるかわかりませんので、お見逃しなく。

『ちどりあし』(15日(日)のみ)
静岡を拠点として活動していた演劇集団「伽藍博物堂」(当時)の役者、加藤あさ美と大石まりおで結成されたユニット。
根っからのお笑い好きなあさみどり(加藤あさ美)と、喜劇好きなまりおどり(大
石まりお)が、「何か、面白いことをやろう」 と、2008年9月15日に結成。
2009年よりプレ公演と3回の本公演を行い、その後プロデュース公演として2作品「アトランティックホテル騒動記(12月)」「from宇宙(3月)」上演。
本年4月より東京都にて活動中。

詳しくはこちらへ。
伽藍博物堂 公演情報

  


Posted by 柚木康裕 at 12:17Comments(0)演劇・ダンス

2012年07月11日

「大地の芸術祭」開幕直前応援集会

「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレ 2012
2012.07.29 sun - 9.17 mon
http://www.echigo-tsumari.jp/



 今まで毎回行かなければと思いつつ、行かなかった越後妻有アートトリエンナーレ。我ながら行動力の無さにがっかりする。
 気が付けば開催日7月29日も直前。今年は前売りも買った。昨日代官山で行われた開幕直前応援集会にも出掛けて気合いも入れた。あとは仕事のスケジュールを調整するだけ。(これが難しいのだけど、、。^ ^;)
 ツアーを組んで行こうという計画も浮上している。それもきっと楽しいと思う。
 一人でも、団体でも、とにかく今年は絶対に行く。そう決めた。

<写真。代官山ヒルサイドテラスにある「大地の芸術祭」アンテナショップ>  


Posted by 柚木康裕 at 23:56Comments(0)アート・美術

2012年04月28日

誰も面白くないサブカルチャー・トークライブVol.2

スノドカフェGWイベント「プログレ喫茶狐ヶ崎」の最終日にスペシャルトークイベントが開催されることになりました。
サブカル好きな皆様、静岡のディープなサブカル歴史を知るチャンスです。
ぜひお越しください。

大治&中安のユニット 大中(デジュン)
誰も面白くないサブカルチャー・トークライブVol.2
日時:2012年5月5日(土)19:00 - 20:00(open16:30)
場所:オルタナティブスペース・スノドカフェ
入場料 1,000円(1ドリンク付)


「大中」はAYAME鈴木大治と中安ヨシタケによる、エクストリームというかエクスペリメンタルというか電子音楽というかノンジャンルミュージックというか形容の難しい音楽を演奏し、まったく面白くないアングラトークをするデュオです。大中は拉致されるとなんでもかんでもゲロしてしまいます。


エエラボ  
タグ :エエラボ


Posted by 柚木康裕 at 20:23Comments(0)アート・美術