2008年10月03日
スズメで風景
「砂漠がきれいなのは」と王子さまは行った、
「どこかに井戸を1つ隠しているからだよ。」
(星の王子さま・訳 池澤夏樹)
飛び抜けたクリエーション、それを支える技術。
通奏低音のように流れているラディカルな思想。
才能豊かなアーティストに出会うといつも思うのです。
「この人は井戸の在り処を知っているんだろうな。」って。

アーティスト一柳綾乃さんがスズメ珈琲で絵画の個展を開催します。以前スノドカフェでもウィークエンドギャラリーで作品を展示して頂きました。(写真はその時の展示風景→)
彼女の作品は日常見慣れている風景を抽象的に構成して描いています。(もっとも彼女が見えているままを描いているといった意味では具象でしかないわけですが)
色使いやグラデーションが特徴的。淡い色の重なりはそのまま日々を慈しむ気持ちの重なりのように感じます。描く対象よりも選ぶ色こそが彼女を表しているとも言えるのかもしれません。
これまでは紙に水彩といったスタイルでしたが今度の個展はキャンバスにアクリル絵具で描いているようです。彼女の作風を考えると相性が良く感じますのでこのチョイスは楽しみを与えてくれます。
彼女も日々井戸の在り処を探しているアーティスト。
サンテグジュペリは井戸はひとつと言ったけれど、
21世紀の砂漠にはもう少し多くの井戸がありそうだ。
きっと彼女にも見つけることができる。
もしかしたらもう在り処を知っているのかな。
僕が気が付かないだけで。
それを確かめにスズメ珈琲に行ってみよう。

くわしい情報は一柳さんのブログで >> 個展「日々のかけら。」
「どこかに井戸を1つ隠しているからだよ。」
(星の王子さま・訳 池澤夏樹)
飛び抜けたクリエーション、それを支える技術。
通奏低音のように流れているラディカルな思想。
才能豊かなアーティストに出会うといつも思うのです。
「この人は井戸の在り処を知っているんだろうな。」って。


彼女の作品は日常見慣れている風景を抽象的に構成して描いています。(もっとも彼女が見えているままを描いているといった意味では具象でしかないわけですが)
色使いやグラデーションが特徴的。淡い色の重なりはそのまま日々を慈しむ気持ちの重なりのように感じます。描く対象よりも選ぶ色こそが彼女を表しているとも言えるのかもしれません。
これまでは紙に水彩といったスタイルでしたが今度の個展はキャンバスにアクリル絵具で描いているようです。彼女の作風を考えると相性が良く感じますのでこのチョイスは楽しみを与えてくれます。
彼女も日々井戸の在り処を探しているアーティスト。
サンテグジュペリは井戸はひとつと言ったけれど、
21世紀の砂漠にはもう少し多くの井戸がありそうだ。
きっと彼女にも見つけることができる。
もしかしたらもう在り処を知っているのかな。
僕が気が付かないだけで。
それを確かめにスズメ珈琲に行ってみよう。

くわしい情報は一柳さんのブログで >> 個展「日々のかけら。」