2008年10月31日
インテリジェンスな秋の風景
いよいよ明日から怒濤のイベント月間11月が始まります。
イベント続きでどこに行くか迷ってしまいそ〜。

「風景ルルル」と同時開催の「風景のなかのフウケイ」展に出展している作家持塚三樹さんの絵画とオプジェがただ今静岡市葵区の濱村ギャラリーで観ることが出来ます。ギャラリー「パンプキン」さんの主催の展示で6名の作家さんたちが紹介されています。品数は決して多くないですが見ごたえはありました。とくにはじめて見た久米亮子さんの作品はとても好みでした。色使いにオキーフのような雰囲気を感じて、突き抜けた気持ちよさが漂っていました。
持塚さんは東京の現代アートギャラリー「MISAKO&ROSEN」の所属作家で静岡で作品が販売されるのも今では少なくなっています。今回は結構貴重な機会。
ちなみに持塚さんは雑誌「illustrator」のチョイスで年間大賞をとったことがあるのですが、その時の審査員の一人があの奈良美智さん。凄い人に気に入られたものです。もっともそんなことは関係なくとてもすてきな作品ですけど。
実は「「私(マイ)風景」展でも彼の作品を展示するかも・・・。(笑)
こうご期待。

明日明後日と行われる静岡県立大学の学祭「剣祭」。
その時の企画のひとつとして「県大ルルル〜美術館へ行こう。」が行われます。会場で使う風景ルルル紹介映像を編集することになったのですが、冷や汗かきながらぎりぎり完成。ホッ。
完成度ですか?クオリティは意気込みでカバーですよ。(笑)
剣祭に出掛けたら覗いてみてください。風景ルルルのCM特別バージョンも見ることが出来ますよ。こちらは必見。
ではみなさま。
体調・事故には気を付けてインテリジェンスな秋をお楽しみくださ〜い。
イベント続きでどこに行くか迷ってしまいそ〜。

「風景ルルル」と同時開催の「風景のなかのフウケイ」展に出展している作家持塚三樹さんの絵画とオプジェがただ今静岡市葵区の濱村ギャラリーで観ることが出来ます。ギャラリー「パンプキン」さんの主催の展示で6名の作家さんたちが紹介されています。品数は決して多くないですが見ごたえはありました。とくにはじめて見た久米亮子さんの作品はとても好みでした。色使いにオキーフのような雰囲気を感じて、突き抜けた気持ちよさが漂っていました。
持塚さんは東京の現代アートギャラリー「MISAKO&ROSEN」の所属作家で静岡で作品が販売されるのも今では少なくなっています。今回は結構貴重な機会。
ちなみに持塚さんは雑誌「illustrator」のチョイスで年間大賞をとったことがあるのですが、その時の審査員の一人があの奈良美智さん。凄い人に気に入られたものです。もっともそんなことは関係なくとてもすてきな作品ですけど。
実は「「私(マイ)風景」展でも彼の作品を展示するかも・・・。(笑)
こうご期待。

明日明後日と行われる静岡県立大学の学祭「剣祭」。
その時の企画のひとつとして「県大ルルル〜美術館へ行こう。」が行われます。会場で使う風景ルルル紹介映像を編集することになったのですが、冷や汗かきながらぎりぎり完成。ホッ。
完成度ですか?クオリティは意気込みでカバーですよ。(笑)
剣祭に出掛けたら覗いてみてください。風景ルルルのCM特別バージョンも見ることが出来ますよ。こちらは必見。
ではみなさま。
体調・事故には気を付けてインテリジェンスな秋をお楽しみくださ〜い。
2008年10月30日
共振する風景
いよいよ迫ってきました静岡県美で開催される風景ルルル展。
ミクシィの現代美術コミュに昨日と今日作品搬入の様子が観れると書いてあったのをうけてのこのこ出掛けてきました。
そうしたらなんと内海聖史さんの作品がロビーの壁に設置している最中でした。
これにはびっくり。大きさにもびっくり。
以前都現美で観たシリーズの別バージョンのような作品。
やっぱりとても気持ちよい風景がそこにはありました。

そして昨日から収蔵品展示室(第7展示室)で一足早く風景ルルル参加作家の作品が観れる展示「Resonance(リゾナンス)ー共振する感覚」が始まりました。
これは作家所蔵の作品と県美の収蔵品と対比させて展示する小企画となっています。
高木紗恵子、小西真奈さん、佐々木加奈子さん、鈴木理策さん、内海聖史さん、柳澤顕さんの作品が展示されていました。
早速観てみましたがこれがとても良い展示となっています。
たとえば鈴木理策さんの写真作品は狩野探幽の瀟湘八景の2枚と対比させていたり。どれもとても印象的な作品で、これから始まる風景ルルルの出展作品がより楽しみになってきました。
この世の中は見ている「私」がいてはじめて成り立っている。
風景を獲得するのは誰でもない「私」であることをいろいろな角度から楽しみ考えていけそうな気配。
ミクシィの現代美術コミュに昨日と今日作品搬入の様子が観れると書いてあったのをうけてのこのこ出掛けてきました。
そうしたらなんと内海聖史さんの作品がロビーの壁に設置している最中でした。
これにはびっくり。大きさにもびっくり。
以前都現美で観たシリーズの別バージョンのような作品。
やっぱりとても気持ちよい風景がそこにはありました。

そして昨日から収蔵品展示室(第7展示室)で一足早く風景ルルル参加作家の作品が観れる展示「Resonance(リゾナンス)ー共振する感覚」が始まりました。
これは作家所蔵の作品と県美の収蔵品と対比させて展示する小企画となっています。
高木紗恵子、小西真奈さん、佐々木加奈子さん、鈴木理策さん、内海聖史さん、柳澤顕さんの作品が展示されていました。
早速観てみましたがこれがとても良い展示となっています。
たとえば鈴木理策さんの写真作品は狩野探幽の瀟湘八景の2枚と対比させていたり。どれもとても印象的な作品で、これから始まる風景ルルルの出展作品がより楽しみになってきました。
この世の中は見ている「私」がいてはじめて成り立っている。
風景を獲得するのは誰でもない「私」であることをいろいろな角度から楽しみ考えていけそうな気配。
2008年10月28日
大道芸ワールドカップオフ部門の風景
いよいよ風景ルルルのオープンまで1週間ですが、何と言っても今週末の一番の静岡の話題と言えば金曜日から始まる「大道芸ワールドカップin静岡」ではないでしょうか。(もちろんシミフェス!!も話題です。笑)
4日間で100万人を超える来場者で賑わうビッグイベント。僕も楽しませて頂いています。(今回はシミフェス!!参加のため、観れません・・・。泣)

そのオフ部門としてパフォーマンスする地元静岡の大道芸人あまるさんが昨日スノドカフェでイベントを開催しました。これは当日発表する演目のお披露目でもありました。
一緒に出演する名古屋のkeiくんとのコンビ名は「ちゃまる vs keびふりゃ〜」。初めて人前で見せたわけですが、息もピッタリで掛け合いも面白くかなり笑わせてもらいました。地元ネタのセンスがとてもとても素敵です。郷土愛のてんこ盛り。(笑)
もちろんジャグリングなどの技もばっちり堪能できます。これは見逃したらもったいない。
10月31日(金)の初日と3日(月・祝)の最終日の2回公演ということでぜひスケジュールに入れてみてください。
10月31日(金) 場所:周遊道路 時間:19時〜25分間程度。
11月 3日(月・祝)場所:青葉B6 時間:12時25分〜25分間程度
それにしても大道芸を観た後ってなんであんなに幸せになっているんでしょうか。
みんな満遍なく笑顔なんですよ。素敵なことですね〜。
アートにもそんな側面がもっとあってもいいのにって、イベント終了後に振る舞われた静岡おでんを食べながら考えていました。
それにしてもおでん美味しかった〜。笑
心もお腹も大満足。感謝感謝。
4日間で100万人を超える来場者で賑わうビッグイベント。僕も楽しませて頂いています。(今回はシミフェス!!参加のため、観れません・・・。泣)

そのオフ部門としてパフォーマンスする地元静岡の大道芸人あまるさんが昨日スノドカフェでイベントを開催しました。これは当日発表する演目のお披露目でもありました。
一緒に出演する名古屋のkeiくんとのコンビ名は「ちゃまる vs keびふりゃ〜」。初めて人前で見せたわけですが、息もピッタリで掛け合いも面白くかなり笑わせてもらいました。地元ネタのセンスがとてもとても素敵です。郷土愛のてんこ盛り。(笑)
もちろんジャグリングなどの技もばっちり堪能できます。これは見逃したらもったいない。
10月31日(金)の初日と3日(月・祝)の最終日の2回公演ということでぜひスケジュールに入れてみてください。
10月31日(金) 場所:周遊道路 時間:19時〜25分間程度。
11月 3日(月・祝)場所:青葉B6 時間:12時25分〜25分間程度
それにしても大道芸を観た後ってなんであんなに幸せになっているんでしょうか。
みんな満遍なく笑顔なんですよ。素敵なことですね〜。
アートにもそんな側面がもっとあってもいいのにって、イベント終了後に振る舞われた静岡おでんを食べながら考えていました。
それにしてもおでん美味しかった〜。笑
心もお腹も大満足。感謝感謝。
2008年10月27日
方丈記と風景
行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。
ご存知、鴨長明の方丈記冒頭です。
先日観たよどみに浮かぶうたかたは、消えること無くそこに佇んでいた。
こまったことにとても美しく。
もっともそこは川ではなく池のような場所に見える。
横須賀城跡の小高い場所からみる限りでは。
水は流れず淀んでいくだけだ。
そんな場所で真っ白いうたかたはぴったりと寄り添っている。

淀んでいる水に浮かぶ消えないうたかたが美しく見える。
本来美しく見えるはずの無い事物が美しく見える。
どうしたものか。
このインスタレーションは大学で美術を学んでいる女子学生の作品。
そしてこの作品は彼女と仲間達で出展している「遠州横須賀街道ちぃっちゃな文化展」での企画「アートかくれんぼ」の1作品でもある。水を適量入れて半分ほど沈ませた白い風船を街の中にある小さな池にたくさん浮かべた作品。
水の流れない池。
寄り添ううたかた。
真っ白。
永遠の時間を内包しているがごとく佇むその姿もまた無常である。
消えないうたかたにはたして自覚はあるのか。
その池もそのうたかたもその白もいずれは朽ちる。
今現在、朽ちているという自覚を永遠と呼べればいいな。
それにしても白はまぶしく美しいのである。
ご存知、鴨長明の方丈記冒頭です。
先日観たよどみに浮かぶうたかたは、消えること無くそこに佇んでいた。
こまったことにとても美しく。
もっともそこは川ではなく池のような場所に見える。
横須賀城跡の小高い場所からみる限りでは。
水は流れず淀んでいくだけだ。
そんな場所で真っ白いうたかたはぴったりと寄り添っている。

淀んでいる水に浮かぶ消えないうたかたが美しく見える。
本来美しく見えるはずの無い事物が美しく見える。
どうしたものか。
このインスタレーションは大学で美術を学んでいる女子学生の作品。
そしてこの作品は彼女と仲間達で出展している「遠州横須賀街道ちぃっちゃな文化展」での企画「アートかくれんぼ」の1作品でもある。水を適量入れて半分ほど沈ませた白い風船を街の中にある小さな池にたくさん浮かべた作品。
水の流れない池。
寄り添ううたかた。
真っ白。
永遠の時間を内包しているがごとく佇むその姿もまた無常である。
消えないうたかたにはたして自覚はあるのか。
その池もそのうたかたもその白もいずれは朽ちる。
今現在、朽ちているという自覚を永遠と呼べればいいな。
それにしても白はまぶしく美しいのである。
2008年10月25日
2008年10月24日
伊勢屋の風景
いよいよ今日から始まった掛川市大須賀町ちっちゃな文化展。
あいにくの天気で残念ですね。確かに去年もこんな天気だった。
予定では今日出掛けるはずでしたが、いろいろなことが重なり諦めました。
明日リベンジです。
さて、そのちゃっちゃな文化展に参加されている音楽ユニットKURI(カツさんとミホさん)が先日スノドカフェでトークショーを開催しました。ミホさんが2006年より1年半ほどイギリスに滞在していたときに音楽を通して出会った人やイベントをスライドショーとともに紹介していきました。さしずめ、いぎりす国酔夢譚といったところでしょうか。ほとんどの時間をさまざまなアーティストとシェアしていたようですが、そのアーティストたちの逞しさといったら尊敬に値します。
やっぱり大事なのは知恵と情熱でしょうか。

最後の2ヶ月ほどはカツさんも滞在し「KURI」としてイギリス各地でライブ活動をしたそうです。繋がりが繋がりを呼び、有名な音楽フェスにも出演されました。その時も以外に簡単なノリで参加したらって感じだったそうです。(笑)
音楽ってほんと世界共通ということが解ります。
そんなKURIのお二人はちっちゃな文化展では伊勢屋という昔のダンスホール(?)で毎回素敵なライブを行っています。
今回は土曜日の夜と日曜日だそうです。ぜひ出掛ける方は伊勢屋にお立ち寄りください。素敵なワールドミュージックが聞くことが出来ます。
そしてKURIのお二人は音楽活動のかたわら山梨の大自然に囲まれたご自宅兼工房で自然にやさしい石けんやリップクリーム、草木染めのストールなども作っています。どれも身体に優しいものです。せっけんのレシピは当然オリジナルでとても香りも良く形もユニークでついついまとめ買いしてしまいます。(笑)
スノドカフェにもお持ち頂き、トークショーのあとにはみんな興味深くミホさんの説明を聞いていました。(こっちのほうが真剣だったような。笑)

写真手前から紹介します。
(成分は主成分の純せっけん以外を表記)
名前:シナモンチョコレートドーナツ
成分:純ココア、はちみつ、シナモンフレグランスオイル
コメント:しっとりお肌にココア。ほんのり甘い香りでクラックス
名前:塩&黒砂糖モンブラン
成分:塩、黒砂糖、くりの渋皮、はちみつ
コメント:お肌のかゆみ、荒れ肌の方にもお勧め
名前:青い地球
成分:マリーンファンゴグレイ、ブルーマイカ、はちみつ、フレグランスオイル入り
コメント:にきび肌にもよいマリーンファンゴグレイ
名前:ミント&ザータルハニー
成分:無農薬ミント、アルジェリアのザータル(ハーブミックス)、はちみつ
コメント:パリでお世話になったアルジェリア人の友人が故郷から取り寄せたハーブ達。たっぷりハーブ入りのせっけん
このほかにもちっちゃな文化展では20種類以上の石けんやリップクリームなどたくさんの品物を用意しているそうです。良い音楽と良い香りに伊勢屋は包まれていることでしょう。明日が楽しみです。
ホームページ >> KURI通信
KURI通信 大須賀町ちっちゃな文化展2008 情報
遠州横須賀街道ちっちゃな文化展
あいにくの天気で残念ですね。確かに去年もこんな天気だった。
予定では今日出掛けるはずでしたが、いろいろなことが重なり諦めました。
明日リベンジです。
さて、そのちゃっちゃな文化展に参加されている音楽ユニットKURI(カツさんとミホさん)が先日スノドカフェでトークショーを開催しました。ミホさんが2006年より1年半ほどイギリスに滞在していたときに音楽を通して出会った人やイベントをスライドショーとともに紹介していきました。さしずめ、いぎりす国酔夢譚といったところでしょうか。ほとんどの時間をさまざまなアーティストとシェアしていたようですが、そのアーティストたちの逞しさといったら尊敬に値します。
やっぱり大事なのは知恵と情熱でしょうか。

最後の2ヶ月ほどはカツさんも滞在し「KURI」としてイギリス各地でライブ活動をしたそうです。繋がりが繋がりを呼び、有名な音楽フェスにも出演されました。その時も以外に簡単なノリで参加したらって感じだったそうです。(笑)
音楽ってほんと世界共通ということが解ります。
そんなKURIのお二人はちっちゃな文化展では伊勢屋という昔のダンスホール(?)で毎回素敵なライブを行っています。
今回は土曜日の夜と日曜日だそうです。ぜひ出掛ける方は伊勢屋にお立ち寄りください。素敵なワールドミュージックが聞くことが出来ます。
そしてKURIのお二人は音楽活動のかたわら山梨の大自然に囲まれたご自宅兼工房で自然にやさしい石けんやリップクリーム、草木染めのストールなども作っています。どれも身体に優しいものです。せっけんのレシピは当然オリジナルでとても香りも良く形もユニークでついついまとめ買いしてしまいます。(笑)
スノドカフェにもお持ち頂き、トークショーのあとにはみんな興味深くミホさんの説明を聞いていました。(こっちのほうが真剣だったような。笑)

写真手前から紹介します。
(成分は主成分の純せっけん以外を表記)
名前:シナモンチョコレートドーナツ
成分:純ココア、はちみつ、シナモンフレグランスオイル
コメント:しっとりお肌にココア。ほんのり甘い香りでクラックス
名前:塩&黒砂糖モンブラン
成分:塩、黒砂糖、くりの渋皮、はちみつ
コメント:お肌のかゆみ、荒れ肌の方にもお勧め
名前:青い地球
成分:マリーンファンゴグレイ、ブルーマイカ、はちみつ、フレグランスオイル入り
コメント:にきび肌にもよいマリーンファンゴグレイ
名前:ミント&ザータルハニー
成分:無農薬ミント、アルジェリアのザータル(ハーブミックス)、はちみつ
コメント:パリでお世話になったアルジェリア人の友人が故郷から取り寄せたハーブ達。たっぷりハーブ入りのせっけん
このほかにもちっちゃな文化展では20種類以上の石けんやリップクリームなどたくさんの品物を用意しているそうです。良い音楽と良い香りに伊勢屋は包まれていることでしょう。明日が楽しみです。
ホームページ >> KURI通信
KURI通信 大須賀町ちっちゃな文化展2008 情報
遠州横須賀街道ちっちゃな文化展
2008年10月23日
2008年10月23日
2008年10月21日
かくれんぼな風景

ちっちゃな風景と題して10月の始めに記事を書いたと思ったら、もう今週末にはそのイベントが開催されます。ほんと時間の経つのが早いな〜。
静岡県掛川市大須賀町で今週末11月24日(金)〜26日(日)の3日間開催されるアートイベントが「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」です。
僕も初日の金曜日に出掛けます。(本当はいちばん賑やかな日曜日に出掛けたいのですが、仕事の都合上泣く泣く、泣く泣く、・・・。)
街道沿いの民家などをギャラリーに見立ててアートと触れ合うという主旨(ものすごく簡単に言ってます)で、現在では100名以上のアーティストが参加しているのではなかろうかというほど大きな規模になっています。当然しっかり観ていたら1日では無理なわけです。
アーティストの数だけスタイルがありますし、個人個人の趣味がありますのでどれが見所というのもないのですが、僕の知り合いのアーティストたちがその土地/場所をうまく使ったアートの展示をしていますので紹介します。その名も、
「アートかくれんぼ」
静岡大学の美術専攻の才能豊かな学生たちを中心したグループがそれぞれの作品を町並みに隠しています。目をさらにしながらアートと町を再発見してみましょう!
以下概要を添付します。
「アートかくれんぼ」は、横須賀の町並みの中である一定の範囲内で様々な場所に参加アーティストの作品をかくし、それを観客の人々に探してもらうというものです。作品を探す過程で横須賀の町の色々なところに目を向けてよく見てもらうこと、地元の人には普段とは違った目線で自分の町を眺め、その魅力を再発見してもらうことを目的としています。現在も代表を務める平川 渚が2004年に立ち上げてから、今回で5回目となります。 第3回から静岡大学教育学部美術科の学生が参加をはじめ、今回は彼らが横須賀に月1〜2のペースで通い下見を重ね、より良い企画へと練っていきました。
体験するには、まずアートかくれんぼ5受付テントでチェックシートをもらい、そのシートを見ながら作品を探します。鑑賞のルールは特にありません。探しながらの作品の鑑賞を楽しんで下さい。コースを一周し、全部見つかったら受付へ戻り係にシートをみせます。全部鑑賞してくれた方には、最後にささやかなおみやげを差し上げます!
ホームページ:http://artkakurenbo.web.fc2.com/
遠州横須賀街道への地図:http://artkakurenbo.web.fc2.com/map_kakegawa.jpg
ぜひ楽しんでみてください!
2008年10月20日
深夜ラジオの風景

ハイクオリティなアート情報番組を目指しているはずだけど・・・。
教養と知性が滲み出るような・・・。
お、おかしい・・・。
すっかり深夜ラジオのような雰囲気になってしまっている。(汗)
どこにいくのか、レディオ・ダラ?
え〜、そんなわけでなるべく夜中にビール片手に聞いてください。
かたいことは抜きにして。(笑)
Radio DaRa vol.3
(収録時間22分49秒)
だんだん長くなってます。すみません。
iTunesに登録する場合はこのページにある登録ボタンをドラッグ&ドロップして登録してから聞いてください。
Radio DaRa top page
HP上で直接聞く場合はこのページへ。↓
Radio DaRa vol.3
番組内で使用した曲の紹介
ミュージシャン 丸山研二郎
曲 deep green (ライブテイク@スノドカフェ)
*丸山氏は「私(マイ)風景」展のオープニングでライブを行います。お楽しみに。
2008年10月19日
アルチザンの風景

製品ではなく作品と呼びたくなる。
どれもひとつひとつがクリエーションとクオリティに溢れている。
でもそっけなく誇張するこもなくそこにありのままで佇んでいる。
そんな芸術的なパンを創り出しているパン屋さん。
いや、芸術的という言葉もいらないのかも知れない。
彼はアーティストではなくアルチザンなのだから、こう形容するのは正しくはないのかも。
その時、名前やタグ付けは意味をなさない。
そのものが目の前にあるだけ。

県美に向かう坂の途中にある看板のないパン屋さん「 petit a petit 」
見習うべきものがたくさん詰まっているお店。もちろん美味しさも。
2008年10月18日
非日常な風景

いつも見る景色が日常を作っているとしたら、どんなに違和感のある景色もやがては平凡な日常にすり替わっていく。
目を覆うような紛争や自然災害ばかりが違和感のある景色ではない。
日常にもそのような理由からたくさんの非日常的な風景があるのだ。
ただ慣れてしまうだけ。あるいは気付かないようにしているだけ。
アートはわざわざそういった日常に潜んでいる違和感をあぶり出そうとする。
何食わぬ顔でちゃっかり忍び込んでいるその状態にもの申さないといてもたってもいられないのだ。
美を造り出すのも、まだ見ぬものを創り出すこともアートの役割ではあるが、現代社会においてより大事な役割となっているのがこの「気付かせる」という役目ではないだろうか。
「気が付かなく」ても日常はとてもスムーズに進行している。わざわざ気付かせることがその日常の進行に支障をきたすことが多い。知らないふりこそが安定した日常を可能にしている。(はたしてそれでいいのか?)
傷口のかさぶたをわざわざ剥がすような行為をする意味はなんであるのか、自分でもまだまだわからないことだらけだけど、とても重要なことを孕んでいるように思う。
それを理解するためにアートを見続けてみたい。
浜岡。
静岡県に住んでいる人ならこの言葉の意味をすぐに理解するはず。
「私(マイ)風景」展のなかでもこのことに触れる機会がありそうな展開になってきました。
浜岡の人たちにとっての日常の風景。違和感のある人もそうでない人もそれぞれにいることでしょう。
そのことに僕が何を言うこともないけれど、アートの力を借りて現実にある風景や状況を伝えることはできるのではないだろうか。
ある方が企画が持ち込んでくれて、それが「私(マイ)風景」展にも繋がる内容だったので、会期中一緒にやろうということに。まだ本決まりではないけれど、決まれば興味深い企画をお届けできそう。詳細が決まったらお知らせします。
2008年10月16日
弱気な風景
昨日から今日に掛けてめまぐるしく変わる目の前の景色にてんてこまい。
ちょっと一息いれたいところ。
ふ〜ぅ。

県美に野暮用をすましに出掛けても「十二の旅」を観る時間はなし。
レビュー(みたいな感想)を書こうと思っているけど、そのうちに終わってしまいそう。ちょっとやばい。
時間がなかったのですが、あまりにも良い天気(昨日のこと)だったので帰りがけに写真を数枚撮る。
木漏れ日がきれい。
県大ルルル写真展に応募してみようかな。

ちょっと一息いれたいところ。


県美に野暮用をすましに出掛けても「十二の旅」を観る時間はなし。
レビュー(みたいな感想)を書こうと思っているけど、そのうちに終わってしまいそう。ちょっとやばい。
時間がなかったのですが、あまりにも良い天気(昨日のこと)だったので帰りがけに写真を数枚撮る。
木漏れ日がきれい。
県大ルルル写真展に応募してみようかな。

2008年10月15日
あなたの風景写真が県立美術館に!?

飾られるかもしれません。

”県大ルルル〜美術館へ行こう。”展@剣祭
と題しまして、学祭当日にみんなの残したい県大県美周辺の風景写真展+「風景ルルル」展のスペシャル映像を紹介します。
これは静岡県立美術館とお隣の県立大学学祭イベントのコラボレーション企画でして、さらにたくさんの人に関わりを持っていただこおうと写真を募集することになりました。
草薙地区を盛り上げようと日夜がんばっている「草薙すくえあ」という団体の企画となります。県大OB,OGが中心となって活動しています。今回は僕も少し手伝いさせて頂くことになりました。有り難い。
募集した写真の中から選ばれた作品が県美の入り口すぐのロビーに面した壁に飾られます。期間は風景ルルル会期中の11月の2週間ほど。県美に写真が飾られるなんてめったにある機会ではないと思いますのでこれはチャレンジしがいがあるのではないでしょうか。僕も密かに準備中です。(笑)
県美と県大のある草薙近辺の写真に限定なので足を運べるひとだけとなりますがどうぞお気軽にご参加ください。(以前撮った写真でも大丈夫です)
参加の方法などはこちらのページでご確認ください。↓
草薙すくえあ特集「県大ルルル〜美術館へ行こう」

上の写真は県美入り口付近から県大を望む風景。ちょこっと見えているのが県大です。
2008年10月14日
稽古の風景
静岡芸術劇場へハムレットの稽古見学に出掛けた。
初めて見る宮城聡芸術監督の稽古。
以外と穏やかな雰囲気だったのはまだ公演まで時間があるからか。
稽古見学のための演出か。ちょっと判断しかねます。
しかし穏やかといってもそれは表層的なことであり、稽古自体はそれこそ息をのむような緊張感があります。役者の方が演出の指導などを受けてから演技に変わる瞬間にスパッと役に入り込むは具合は当然と言えば当然。しかし間近で見ると圧巻。
それにしても宮城芸術監督が台詞を気持ちよいほど削る、また削る。
まったく躊躇しているところが見当たらない。頭の中ではっかりとした風景が浮かび上がっているからか。どれだけ頭の回転が早いのだろうか、この方は。
50分の見学時間が50秒に感じられた。(マジで)
面白い。面白すぎる。
ますます公演が楽しみになった。
その後場所を移動して宮城芸術監督のお話を拝聴。
これまた唸るようなお話を聞かせて頂いた。
熱い。熱すぎる。
初演から400年以上。
もっとも上演されているとされるハムレット。
11月9日の初演から週末つづの6公演。
自営業は週末忙しいのですけど・・・。(泣)
休みが取れるか取れないか。
それが問題だ!
take a day off on weekend or not : that is the question.(?)
ちなみにハムレットの予約開始はちょうど今からです!(現在朝10時ぴったり)
急がないと!(笑)

登場人物の一人である若く美しいオフィーリアは絵画でもたびたび登場しますが、もっとも有名な「オフィーリア」(ヴァレット・ミレイ展)を現在渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで観ることが出来ます。
そういえば、映像作家の高木正勝氏もOphelia(オフィーリア)という曲を書いていました。
オフィーリアがアーティストにインスピレーションを与えるのは、美と狂気、エロスとタナトスを感じさせるからなのでしょう。まさにクリエーションの源泉ですね。
初めて見る宮城聡芸術監督の稽古。
以外と穏やかな雰囲気だったのはまだ公演まで時間があるからか。
稽古見学のための演出か。ちょっと判断しかねます。
しかし穏やかといってもそれは表層的なことであり、稽古自体はそれこそ息をのむような緊張感があります。役者の方が演出の指導などを受けてから演技に変わる瞬間にスパッと役に入り込むは具合は当然と言えば当然。しかし間近で見ると圧巻。
それにしても宮城芸術監督が台詞を気持ちよいほど削る、また削る。
まったく躊躇しているところが見当たらない。頭の中ではっかりとした風景が浮かび上がっているからか。どれだけ頭の回転が早いのだろうか、この方は。
50分の見学時間が50秒に感じられた。(マジで)
面白い。面白すぎる。
ますます公演が楽しみになった。
その後場所を移動して宮城芸術監督のお話を拝聴。
これまた唸るようなお話を聞かせて頂いた。
熱い。熱すぎる。
初演から400年以上。
もっとも上演されているとされるハムレット。
11月9日の初演から週末つづの6公演。
自営業は週末忙しいのですけど・・・。(泣)
休みが取れるか取れないか。
それが問題だ!
take a day off on weekend or not : that is the question.(?)
ちなみにハムレットの予約開始はちょうど今からです!(現在朝10時ぴったり)
急がないと!(笑)


そういえば、映像作家の高木正勝氏もOphelia(オフィーリア)という曲を書いていました。
オフィーリアがアーティストにインスピレーションを与えるのは、美と狂気、エロスとタナトスを感じさせるからなのでしょう。まさにクリエーションの源泉ですね。
2008年10月13日
ワークショップの風景(ルルル考。その7)

「風景ルルル」展はイベントやワークショップもとても充実していてすべて参加したいくらい。
いくら何でもそれは無理ですけど、それでも幾つかは絶対外せないものもあります。
初日のアーティストトークから始まってオープンスタジオや写真のワークショップ。ちょっと変わったところでは静岡らしくお茶を楽しめるギャラリートークなどもあります。
また「風景の中のフウケイ」展のアーティストとの座談会などの交流企画もあったりします。
簡単な日程(日付順)だけ記載しますので、興味あるものはぜひフライヤー等で確認してください。
●オープニングイベント
出品作家によるギャラリートーク
11月3日(月・祝)14:00〜15:30/企画展示室
*企画展覧会券が必要 *申込不要
●オープンスタジオ
ブライアン・アルフレッド(出品作家)のコラージュ作品公開制作
11月7日(金)13:00~16:30/県立美術館実技室
*見学自由
●クロストーク 現代アートの世界(フウケイ)
「風景ルルル」展と「風景の中のフウケイ」展の出品作家による公開座談会
11月8日(土)13:30~15:00/県立美術館エントランスホール
*参加費無料 *申込不要
●アーティストトーク
ブライアン・アルフレッド
11月9日(日)14:00~15:30/県立美術館講座室
*企画展覧会券が必要 *申込不要
●スペシャルトーク
照屋勇賢(出品作家) X 森本千絵(ルルル広告物のアートディレクター)
11月15日(土)14:00〜15:30/静岡県立中央図書館
*聴講無料 *申込不要
●アーティストトーク
小西真奈
11月22日(土)14:00~15:30/県立美術館講座室
*企画展覧会券が必要 *申込不要
●アーティストトーク
柳澤顕
11月23日(日)14:00~15:30/県立美術館講座室
*企画展覧会券が必要 *申込不要
●鈴木理策ワークショップ「谷田風景散策」(事前要申込)
鈴木理策さんのカメラサークショップ。一緒に美術館周辺を撮影します。
【撮影会】
11月24日(月・祝)10:00~16:30(雨天決行)
*企画展覧会券が必要 *定員20名程度
【講評会/アーティストトーク】
12月7日(日)14:30~16:30/県立美術館カフェ・ロダン
*500円(飲み物代として)*定員30名程度
●アートとお茶で感じる静岡の風景(事前要申込)
11月29日(土)、11月30日(日)
10:30~、13:00〜、14:30〜(各回1時間半程度)
*企画展覧会券が必要 *各回定員10名程度
●佐々木加奈子ワークショップ(事前要申込)
「風景の中のわたし in 旧マッケンジー邸」
【展覧会見学・レクチャー・撮影会場下見】
12月13日(土)10:00~16:00/県立美術館、旧マッケンジー邸
【講評会/アーティストトーク】
12月7日(日)14:30~16:30/旧マッケンジー邸
*企画展覧会券が必要 *定員20名程度
他にも会期中にはロダン館でミュージアムコンサートもあります。
(とらわれない日常 informal usualness 11月16日)
とにかくめちゃめちゃ充実しています。
こんなところにも開かれた展覧会を目指していることを感じてしまいます。
いったいすべて参加するのにはいくら必要なんだろ〜?
え〜と、1回、2回、・・・。
最低7回は入場券買わないと行けないか。
・・・、ありえない。(笑)
とにかく絶対外せないのは鈴木理策さんのワークショップ。
これは本当に楽しみ。
ちゃんと20名の内に入れるように10月20日の朝から携帯握りしめ準備します。
(ライバル増えるので本当はブログでお知らせしたくなかったのですが・・。笑)
予約申込電話番号 054−263−5857
ぜひアーティストのクリエーションの秘密を間近に感じてみましょう。
追記
タイトルに(ルルル考。その7)を付け足しました。2008/10/13 21:28
2008年10月12日
心に浮かぶ風景


楽しい時間はあっという間。
「中山一朗 2008 朗読夜会・秋 in 清水」 も無事終わりました。
たくさんのお客様に来て頂きとても感謝しています。
ありがとうございました。
中山さんをはじめ、関係者の皆様。
お疲れさまでした。
とても良い時間を与えて頂き本当に有り難いです。
心に浮かぶ風景。
風景とはもともと心に浮かぶものを言うのかもしれないなって
朗読を聞きながら再確認していました。
それは、フルハイビジョンよりも、1000万画素の画像よりも
美しい風景として心に残ります。
言葉ってすごい。
そんな当たり前のことを改めて感じた夜。

2008年10月10日
無辺の風景

桔梗、雑草、白椿。
正木美術館40周年特別記念展
「- 禅・茶・花 -」
*写真はHPより転載
室町時代や桃山時代あたりの掛け軸や茶碗などの作品群のなかにその姿があった。
国宝や重要文化財にも指定されている作品も少なくない。
その中にあっても、存在感を十分に示していた。
(須田さんの作品は存在感のなさが良いので、この表現は矛盾しているのですが)
花というのはその一瞬の美しさにおいて愛でられているはずですが、
彼の草花はけっして枯れることなく永遠にその美しさをたもつ。
その美しさとは一体なんだろう。
彼が語っていた言葉を思い出した。
「人間が人のために作ったものは、本物の花にない魅力があると思う。」
これは作り物なんだ。本物の花ではない。
草花の背後には人がいるということか。
この美しさとはつまりは人のそれに通じているということか。
彼の草花を見ると僅かなバイブレーションが伝わってくる。
それはきっと人の生の振動。
いつでも共鳴できるすべを持っていたい。と思う。
2008年10月09日
「私(マイ)風景」展の風景 その1
今日は僕の企画した展覧会について少し。
11月29日(土)から9日間の会期で行う「私(マイ)風景」展。
いきなり思い立って始めたことなので、しかも初めてというこもあり手探り状態で進んでいますが、大きなトラブルもなく準備は進んでいます。(といってもまだDMも出来てない。汗)
1名出展して頂くアーティストが増えて7名となりました。
静岡(清水区)で開催するのですが、5名のアーティストが県外の方。
打ち合わせでなかなか合えないのが残念ですが、メールなどで何とか意思の疎通をはかっています。
みなさんそれぞれに地元を中心にアーティスト活動をしているわけですが、こうして何のゆかりもない静岡まで来てくれるのですから本当に有り難く感じています。
オープニングイベントではみなさん参加してくださるので、静岡の地元アーティストの方との交流する場となればこれほど嬉しいことはないなぁって思います。
29日のオープニングイベントは映像作品をライブで演奏したり、アーティストトークを行ったりみんなで話しが出来る場を創りますので、ぜひ興味ある方はご参加ください。
1800円の参加料は頂きますが、食べ物飲み物も出しますので絶対損をさせるようなことはないと思います。(笑)
とにかく楽しく意味深いひとときを過ごせるように準備します。
ご期待ください。
ここで参加アーティストをもう一度所在地付きで紹介します。
今後ひとりづつ紹介していく予定です。
■出展作家
映像X音楽 黒澤誠人(映像) *東京都
丸山研二郎(音楽) *静岡市
写 真 杉浦慶太 *岡山県
インスタレーション 猫祭り姫 x 幼虫社 *東京都
立 体 石黒昭 *東京都
絵 画 鈴木まさこ *静岡市
Tシャツ(リトグラフ) 北川純 *神奈川県
最初に紹介するのは岡山在住の写真家杉浦慶太さん。
この方は先月行われたGEISAIで銅賞を見事獲得しました。
(人ごとながらこれは本当に嬉しかった。笑)
内に秘めた情熱はなみなみならぬものがあるように感じています。
そんな彼から紹介していきます。
11月29日(土)から9日間の会期で行う「私(マイ)風景」展。
いきなり思い立って始めたことなので、しかも初めてというこもあり手探り状態で進んでいますが、大きなトラブルもなく準備は進んでいます。(といってもまだDMも出来てない。汗)
1名出展して頂くアーティストが増えて7名となりました。
静岡(清水区)で開催するのですが、5名のアーティストが県外の方。
打ち合わせでなかなか合えないのが残念ですが、メールなどで何とか意思の疎通をはかっています。
みなさんそれぞれに地元を中心にアーティスト活動をしているわけですが、こうして何のゆかりもない静岡まで来てくれるのですから本当に有り難く感じています。
オープニングイベントではみなさん参加してくださるので、静岡の地元アーティストの方との交流する場となればこれほど嬉しいことはないなぁって思います。
29日のオープニングイベントは映像作品をライブで演奏したり、アーティストトークを行ったりみんなで話しが出来る場を創りますので、ぜひ興味ある方はご参加ください。
1800円の参加料は頂きますが、食べ物飲み物も出しますので絶対損をさせるようなことはないと思います。(笑)
とにかく楽しく意味深いひとときを過ごせるように準備します。
ご期待ください。
ここで参加アーティストをもう一度所在地付きで紹介します。
今後ひとりづつ紹介していく予定です。
■出展作家
映像X音楽 黒澤誠人(映像) *東京都
丸山研二郎(音楽) *静岡市
写 真 杉浦慶太 *岡山県
インスタレーション 猫祭り姫 x 幼虫社 *東京都
立 体 石黒昭 *東京都
絵 画 鈴木まさこ *静岡市
Tシャツ(リトグラフ) 北川純 *神奈川県
最初に紹介するのは岡山在住の写真家杉浦慶太さん。
この方は先月行われたGEISAIで銅賞を見事獲得しました。
(人ごとながらこれは本当に嬉しかった。笑)
内に秘めた情熱はなみなみならぬものがあるように感じています。
そんな彼から紹介していきます。
2008年10月08日
ノーベル賞の風景

風景ルルル展のパンフレットやボスターなどたくさんの広告物の中で、あるひとつのポスターにこだわりを発見しました。
いつもきっちりとした明朝体で表示されている静岡県美のロゴが、上から手でなぞったように上書きされていて微妙なぶれのある文字になっています。きっと森本千絵流のこだわりでしょう。
「いつもカチっとしてたら疲れちゃうでしょ。ちょっとはリラックスしたら。」
そんなメッセージがふわふわっと聞こえてきそう。
気に入ったのは、けっして大げさには主張しないところ。
わずかにゆらいでいる。だけ。
ロウソクの炎みたいに。
6年ぶりにノーベル賞を日本人が受賞しました。
「対称性の破れ」
なんと魅力的な言葉だろう。
粒子と反粒子が完全な対称ではなく、小さな「ずれ」があったとされる考え方だそうだ。
僕の当てにならない記憶を頼ればこの「ずれ」は「ゆらぎ」と呼ばれていたものではないのか。
量子論か素粒子理論かはよく解らないが「無」から宇宙が生まれる時にこの「ゆらぎ」があり一瞬(よりもっともっと短い時間)に今の宇宙の姿になったということを本で読んだことある。
破れを証明する6個の素粒子(クオーク)の存在が明らかになり、「ずれ」を説明できるようになった。
理論が進み「ゆらぎ」を「ずれ」と呼ぶようになったと感じる。
物質を形作る根源的な単位。クオーク。
この世の全てを作っているものはこの「ずれ/ゆらぎ」を経験している。
この「ずれ/ゆらぎ」はもちろん見ることはできない。
でもフラクタルな考え方をすれば、ロウソクの炎はそれを表しているし、不規則な星のまたたきもそれを表しているようにも見える。
僕たちがいつも揺らいでいるのもこの「ずれ」が内包されているせいだとうそぶったりも出来るかも。(強引すぎる?笑)
まあ、こんな簡単な話しではないでしょうが、すべての始まりを求める素粒子物理学が魅力的に見えるのはまさにそれが冒険だからではないでしょうか。
すぐれた物理学者は冒険家であり、予言者であり、詩人だと言うことを今回の受賞で改めて感じさせられました。
6年ぶりに開催される静岡県美の現代アート展「風景ルルル」。
ここにもたくさんの「ずれ」や「ゆらぎ」があることでしょう。
それを発見する冒険がすぐそこに迫っています。
準備はいいかな?